書評:『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング
- Gary Tanaka
- 2021年3月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年4月9日
本書のタイトルである『FACTFULNESS』とは、データや事実に基づいて、世界を読み解く習慣のことである。
当たり前のことに思えるかもしれないが、その習慣を身に着けることは難しい。
人間には賢い人間ほど囚われてしまう10の本能が備わっているからである。
人は「自分はフェアで客観的にモノ事を見ることができるはず」と考えるかもしれない。
しかし、人間に備わっている思い込みの強さは想像以上であり、世界をありのままに見ることは訓練なしにはできない。
人々が、10の本能から解放されるためのスキルを正しく身に着けて、行動すれば、世界をもっと好ましい方向へ動かすことができる。
本書のテーマは、教育、貧困、環境、医療、エネルギー、人口問題と、一見すると理解するにはハードルの高いテーマに思えるかもしれない。
しかし、著者は専門用語を使うことなく、最新データや事実に基づいてこれらのテーマを読み解くアプローチを説明してくれる。
【FACFFULNESS 10のルール】
・大半の人がどこにいるのかを探す
・悪いニュースのほうが広まりやすいと覚えておく
・「直線は、いつかは曲がること」を知る
・リスクを計算する
・数字を比較する
・分類を疑う
・ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留める
・ひとつの知識がすべてに応用できないことを覚えておく
・誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じる
・小さな一歩を重ねる
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