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書評:『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング

更新日:2021年4月9日


本書のタイトルである『FACTFULNESS』とはデータや事実に基づいて、世界を読み解く習慣のことである。

当たり前のことに思えるかもしれないが、その習慣を身に着けることは難しい。

人間には賢い人間ほど囚われてしまう10の本能が備わっているからである。

人は「自分はフェアで客観的にモノ事を見ることができるはず」と考えるかもしれない。

しかし、人間に備わっている思い込みの強さは想像以上であり、世界をありのままに見ることは訓練なしにはできない。

人々が、10の本能から解放されるためのスキルを正しく身に着けて、行動すれば、世界をもっと好ましい方向へ動かすことができる


本書のテーマは、教育、貧困、環境、医療、エネルギー、人口問題と、一見すると理解するにはハードルの高いテーマに思えるかもしれない。

しかし、著者は専門用語を使うことなく、最新データや事実に基づいてこれらのテーマを読み解くアプローチを説明してくれる。


【FACFFULNESS 10のルール】

・大半の人がどこにいるのかを探す

・悪いニュースのほうが広まりやすいと覚えておく

・「直線は、いつかは曲がること」を知る

・リスクを計算する

・数字を比較する

・分類を疑う

・ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留める

・ひとつの知識がすべてに応用できないことを覚えておく

・誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じる

・小さな一歩を重ねる



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ブログ管理人:田中ゲイリー

東京都出身。東京大学卒業後、都内金融機関にて投資銀行業務に従事。その後、米国へ留学しMBA(経営学修士)を取得。現在は、上場企業にて経営企画業務に従事する傍ら、副業としてITスタートアップにてCFOとして関与。
Blog Author: Gary Tanaka

CFO of the IT venture company (Data Analytics)

Finance / Corporate Planning / Ex. Investment Banker

University of Tokyo (LL.B) |

University of Michigan, Ross School of Business(MBA)

Tokyo, Japan

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