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書評:『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』 北野 唯我

更新日:2021年4月13日



タイトルは「転職の思考法」であるが、転職の意思に関わらず、すべての人にとって「キャリア形成」という人生の最も難しい問いの一つに対する視座を与えてくれる。


終身雇用制という幻想が崩れ去ったなかで、キャリアをどうすべきか迷っているビジネスマンは多いと思う。

もし、明確にやりたいこと・得意なことがあればキャリアに悩むことはないかもしれない。

しかし、多くの普通の人にとって「やりたいこと」と「食べていくこと」は必ずしも一致しない。

本書は、そうした普通の人にとって、「どういうキャリアの判断軸を持つべきか」を教えてくれる。


【ポイント】

・転職市場でのマーケットバリューを把握する

・伸びていく産業を理解する

・新卒で入るべき会社と、中途で入るべき会社は異なる

・転職エージェントのビジネスモデルを理解する


物語形式でありながら、コンサルタント出身者の文章らしく、非常に良く構造化されて書かれている。

また、現在は人材メディア事業に携わる筆者ならではの、転職エージェントの選び方や、転職先判断のポイントは目から鱗であった。



目次

プロローグ:

第1章 仕事の「寿命」が切れる前に、伸びる市場に身を晒せ

第2章 「転職は悪」は、努力を放棄した者の言い訳にすぎない

第3章 あなたがいなくなっても、確実に会社は回る

第4章 仕事はいつから「楽しくないもの」になったのだろうか?


書評一覧:目次


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ブログ管理人:田中ゲイリー

東京都出身。東京大学卒業後、都内金融機関にて投資銀行業務に従事。その後、米国へ留学しMBA(経営学修士)を取得。現在は、上場企業にて経営企画業務に従事する傍ら、副業としてITスタートアップにてCFOとして関与。
Blog Author: Gary Tanaka

CFO of the IT venture company (Data Analytics)

Finance / Corporate Planning / Ex. Investment Banker

University of Tokyo (LL.B) |

University of Michigan, Ross School of Business(MBA)

Tokyo, Japan

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