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書評:『自分の中に毒を持て』岡本太郎

更新日:2021年5月9日



岡本太郎という天才のメッセージを受け止めることができる一冊。

文章が非常に難解であり、天才を理解することは凡人には難しいということを教えてくれる。


しかし、凡人であってもその巨大なエネルギーに触れることはできる。

だからこそ、この本が私を含め多くの読者が岡本太郎に共感するということを可能にしているのだと思う。


現代の日本は物質的には恵まれており、生きるか死ぬかのような緊張感を感じることは滅多にない。しかし、危険な道を選んでこそ、人間のあるべき生き方なのである。


自分の夢や目標に向かって、自分がどれだけリスクを取って挑戦したかが人生の価値を決めるのである。


岡本太郎氏の持つ清々しくもあり、毒々しくもある文章たち。その文章が現代社会の中で傷ついた傷を癒してくれる不思議な感覚を味合うことができた。


人生の進むべき道に本当に迷ったとき、人生の危機に瀕した時に、この本の「劇薬」と猛毒にまた触れてみたいと思う。




目次

〔1〕 意外な発想を持たないとあなたの価値は出ない --楽しくて楽しくてしょうがない自分のとらえ方

〔2〕 個性は出し方 薬になるか毒になるか--他人と同じに生きてると自己嫌悪に陥るだけ

〔3〕 相手の中から引きだす自分 それが愛--本当の相手をつかむ愛しかた愛されかた

〔4〕 あなたは常識人間を捨てられるか --いつも興奮と喜びに満ちた自分になる




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ブログ管理人:田中ゲイリー

東京都出身。東京大学卒業後、都内金融機関にて投資銀行業務に従事。その後、米国へ留学しMBA(経営学修士)を取得。現在は、上場企業にて経営企画業務に従事する傍ら、副業としてITスタートアップにてCFOとして関与。
Blog Author: Gary Tanaka

CFO of the IT venture company (Data Analytics)

Finance / Corporate Planning / Ex. Investment Banker

University of Tokyo (LL.B) |

University of Michigan, Ross School of Business(MBA)

Tokyo, Japan

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